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子宮体癌術後日記  **ぴょんぴょんがキャンサー・サバイバーになるまで**

親しい人とのお別れ、新たな病気の発覚、癌再発??etc。いろいろあった子宮体癌術後5年間の全記録です。

渚で待ってる。

輝く太陽が白い砂に椰子のシルエットをくっきりと描く昼下がり。
波静かな海は、波打ち際から沖へ向かってだんだん濃くなる青緑のグラデーションを見せている。
さざなみが奏でるメロディーを聞きながら、人気のない砂浜を歩いているわたくしは、きっとその心地よさにうっとりしていることだろう。

誰もいない浜辺の解放感と花の香りを含んだ空気を満喫した頃、そばの草むらがサワサワと音を立てて動く。
緑濃い茂みを分けて姿を現すのは、猫や犬やオウムなど、わたくしのペットだった子たち。
猫は、耳に南国の色鮮やかな花を飾っているかも。

彼らは、茂みから飛び出してわたくしに身体をこすりつけ、また会えた喜びを全身で表してくれるだろう。
そして、わたくしは、自分も星になったことを知る。

わたくしが会いたい人、でも、今の世界ではもう会えない人たちも、きっと渚で待っててくれているはず。
渚で待っててね。

そして、わたくしもいつかそこへ行ったら、いずれ後から来るであろう親しい人を渚で待ってる。
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  1. 2005/03/28(月) 17:13:38|
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