子宮体癌術後日記  **ぴょんぴょんがキャンサー・サバイバーになるまで**

親しい人とのお別れ、新たな病気の発覚、癌再発??etc。いろいろあった子宮体癌術後5年間の全記録です。

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とんでもない日

今日は病院の診察日だった。
そして、ぴょんぴょんにとって「とんでもないこと」が起き、もしかしたら病院を変えた方がいいのではないかと真剣に考えるに至った。
忘れてしまわないように、起こったことと、ぴょんぴょんの気持ちを書いておく。

ぴょんぴょんは、産婦人科の主治医・パンダ先生に見せるため、質問したいことと、今の自分が辛いと思っている症状を紙に書いて持って行った。
質問事項は、「レセプターの結果」と「組織診のグレード」。
辛い症状は「左鼠蹊部が痛い」「左足がだるい」「左太ももにしこりがある」「左胸が痛い」「背中全体が痛い(特に腰からおしりにかけて)」「胃のあたりが痛い」「お腹が痛い」「お腹が張る」「いつも気分が悪い」「便秘しているようだ」だった。

診察の時、パンダ先生にその紙を見せた。

ぴ「私のレセプターの結果について教えてください」

Dr「検査はしていません。レセプターの検査は保険がきかなくてかなり高いので、あなたにはやっていないと思いましたよ」

レセプターの件についてはそれで終わりだった。
組織診のグレードについては教えてもらえた。

今まで、パンダ先生から「あなたにはホルモン剤が使えません」とさんざん言われて来たが、その理由は、「ぴょんぴょんのがんは体がんで腺がんだから」ということらしい。
それは本当のことなのだろうか?
レセプターの検査が保険適用外かどうかも納得できない。
これから調べることが増えた。

ぴょんぴょんが持って行った紙はちらりと見ただけで、辛いと思って訴えた症状については、取り付く島もなかった。

ぴ「足が痛いんです」

Dr「腫れていないから大丈夫。初めはしょうがないよ」

ぴ「胸が痛いんです」

Dr「子宮がんの人には時々、乳がんとか胃がんとか、重複がんが見つかることがあるから、他の科でよく調べてもらって」

ぴ「いつも気持ちが悪いんです」

Dr「だから、他の科で調べてもらって!」

ぴ「薬は…?」

Dr「他の科で調べてもらってから!」

何を言っても聞いても「あー、はいはい」と言う感じで面倒臭そうに生返事をするだけで、カルテ書きに熱中している様子。
上腹部と骨盤のCT、胸部レントゲンは指示された。

足やお腹については、触診はおろか、「見せて」とも言われなかった。
どこの科を受診すればいいのか口頭で指示があるか、申送り状のようなものを渡されるかと思っていたのだけれど、パンダ先生は「じゃあ」と言って、診察室から出て行ってしまった。

ぴょんぴょんは、最近、かなり具合が悪くて、自分でも「きつい~」と思っていた。
今日、パンダ先生に会えば、少しはどうにかしてもらえるのではないかとすごく期待していたのだけれど、ゼンゼンだった。
心の底からがっかりした。
自分の症状が産婦人科の領域かそうじゃないかは、患者自身が判断しなければいけないのだろうか?
そして、「本当はたいしたことないのに、痛いと不満ばっかり言う女」みたいな扱いをされたことにも傷ついた。

診察室を出てから看護婦さんに「他の科の診療は、自分で考えて行くの?」と聞いた。
看護婦さんは気の毒そうに「今日はまだ早いから、外科も内科もまだ診療受付やってます」と教えてくれた。

そこで、同じ病院の外科と内科の診察を申し込み、胸部のレントゲンを撮ってから、診療番号の早い外科で、呼ばれるのを待っていた。
2時間以上経って、ぴょんぴょんの診察番号から10番近く過ぎているのに、なかなか呼ばれない。
外科の受付に行って、「まだですか?」と聞いたら、「婦人科からカルテが回ってこないので、さっき連絡しました。もう少し待ってください」と言われた。
さらに少し待って、外科の看護婦さんから呼ばれた。

看「ぴょんぴょんさんは、この前、乳癌の検査をしましたよね」

ぴ「はい」

看「じゃ、もうする必要はないのでは?」

ぴ「婦人科のパンダ先生に、他の科で診てもらえと言われたので来ました。胸も痛いけど、腰も足も痛いんです。どこの科へ行けばいいのか、パンダ先生は教えてくれないんです」

看「そういうことを、ここ(外科)で言われても困ります。婦人科で言ってよ! 骨だったら、整形です」

婦人科でも言ってるんですけどね…。
その時には、病院の診察受付時間をとうに過ぎていた。
こんなに待たされたのに、整形を受診するのなら、他の日に出直さなければならない。
ムッとした。
看護婦さんはそれを察したのか、「じゃ、とにかく外科で診てもらいましょうか。もう少し待っててね」と言ってくれた。

さらに少し待って、外科の先生に診てもらえた。
外科の先生は、ぴょんぴょんの鼠蹊部や下腹部、がんの手術跡を丁寧に触診し、カルテもじっくり読んでいた。がんの手術をした日付も聞かれた。
そして、「手術跡が癒着していたり、腸閉塞を起こしていることがあるので、検査してみましょう。胸が痛いのも、放散と言って、お腹の痛みが違うところに出ることがあります。気持ちが悪いのは、胃炎や胃潰瘍かもしれないので、その検査をします。足は、手術によって神経が傷ついていることがあるので、そのせいかもしれません。とにかく、いろいろと検査させてください。今日、内科も診療申し込みをしているようですが、外科の検査結果を見てから受診してもいいのでは? 内科の受診申し込みは、こちらで取り消しておきます」と言ってくれた。

検査日については、

Dr「胃カメラと注腸検査は同じ日にできません」

ぴ「産婦人科ではCTを指示されています。同じ日に胃カメラか注腸の検査ができますか?」

Dr「では、胃カメラとCTを同じ日にしますか」

そして、外科の先生は、胃カメラと注腸検査の予約を取ってくれ、「少し表で待っててね」と言った。
診察室から出るとすぐにまた先生に呼ばれた。

Dr「ぴょんぴょんさん、最後の生理はいつですか?」

ぴ「へっ?」

Dr「今日、薬を出したいのだけれど、妊娠しているかどうか確認したいのです」

ぴ「私…。子宮がありません…」

Dr「あっ! 失礼しました」

ぴ「子宮がなくて妊娠する方法があったら、教えていただきたいです。あはは」

「あはは」なんて笑ってはみたものの、ぞっとした。

もしかして、カルテが読めない先生?→2度とお会いしたくありません

もしかして、うっかりミス?→この病院、医療ミスなんて起きないでしょうね

もしかして、ぴょんぴょんを傷つける意図で故意に言った?→論外。暴れてやる!

何だか、産婦人科と外科の先生にめちゃくちゃ傷つけられ、放り出されたような気持ちになった。

CTと胃カメラは同じ日に検査してもらえることになったが、検査時間が開き過ぎていたので、産婦人科の受付に戻り、「待ち時間が長くなるので、CTの時間をずらしてもらえないだろうか?」と頼んでみた。
そしたら、産婦人科の受付で「CTと胃カメラは、同じ日に検査できません」と言われた。
またまたぞっとした。
このまま、この病院に安心してかかれるのかどうか、わからなくなって来た。

外科に戻り、「産婦人科ではCTと胃カメラが同じ日に検査できないと言っています」と伝えたら、「すいません。そのようです」と言われた。
結局、また産婦人科に戻り、CTの検査日を変更してもらった。

その時、内科の看護婦さんが「ぴょんぴょんさ~ん」と呼んでいるのに気が付いた。
内科に行き「内科の診察は、外科から取り消しの連絡が行ったはず」と言ったら、「えっ? ああ、わかりました。取り消しておきます」と言われた。
この病院はすべてコンピューターでやり取りしているのに、なんだかヘンだ。
今日の一連の経緯から、不信感がムラムラと沸き上がって来た。

そして、採血を済ませ、お金を払うために会計へ行った。
だいぶ待たされた後、呼ばれた。
この病院の領収書には、当日以降の診察日、検査の予約日などが書かれている。
まず、会計で聞かれた。

会「内科の受診も申し込まれているようですが、先に婦人科と外科の会計を済ませられるのですね?」

ぴ「今日の内科の診察は、取り消してもらったはずです」

会「そうですか、わかりました」

そして、渡された領収書には、胃カメラと注腸検査の予約日が記載されていなかった。
しかたがないので、外科に行き、「私の胃カメラと注腸の検査は、予約されているのでしょうか?」と確認したら「大丈夫です」と言われた。

その後、薬局で薬が出るのを待った。
かなりの時間待たされてから薬を渡されたのだが、その中に、注腸検査の前日に使う「下剤セット」がない。

ぴ「あの~、薬が足りないみたいなんですけど…。注腸前日の下剤は?」

薬「処方箋には、そういう指示が書かれていません」

また外科に戻って、「検査の予約、本当に大丈夫ですか? 薬局にも指示が行っていないようです」と申し入れた。
それから会計に行って下剤セット分のお金を払い、薬局に行って、下剤セットをもらった。

病院に着いたのは朝の9時で、出たのは午後3時を過ぎていた。
2つの科の先生に診療を受け、胸部レントゲンを撮り、採血はしたが、その時間は合計して20分もかかっていないだろう。
残りの時間は椅子に座ったり立ったりして待っていたのと、産婦人科、外科、会計、薬局をぐるぐるぐるぐると回って費やした。

ぴょんぴょんが「辛い」と思っている症状については、たいした解決策が提示されなかった。
今の医学ではどうしようもないことなら、そう言って欲しい。
それならそうで、痛いのも辛いのも我慢しますから…。

「卵巣欠落症状」について、興味がないのなら、やはりそれもはっきり言って欲しい。
興味を持って治療してくれる病院を探しますから…。

そして、「重複がんが見つかることがある」「他の科でよく調べてもらって」「妊娠しているかどうか確認したい」などの言葉は、どう受け止めたらいいのだろう。

ぴょんぴょんが何かヘマをしたのか、考えてみたのだけれど、どうしても思い浮かばない。
病気になったこと自体がぴょんぴょんのヘマだったのだろうか…。
それとも、今日はぴょんぴょんの厄日なので、たまたま運が悪かったと考えるべきか。

そういうわけで、とにかく今の主治医も病院も、信じられなくなった。
そんな気持ちでお付き合いしていても、いい結果にはつながらないだろう。
ぴょんぴょんが納得できる先生と病院を探し、転院した方がいいのではないかと思う。
次の病院をどうやって探すか、また、手続きはどうしたらいいかなど、考えることが増えた。

そして、体力的に本日は限界。
突然ですが、今日のチャットはお休みさせていただきます。
ルームに来てくださった方、ごめんなさいね。



がん患者になりたてだったこの頃、わたくしは「日本の医療の実情」がよくわかっていませんでした。
この日に起こったことのほとんどは、病院側が悪いと、今でも思っています。
でもひとつだけ、わたくしが勘違いしていた事があります。
それは「婦人科がんの手術後に起きた不調は、婦人科がすべてフォローしてくれるものだ」という思い込みです。

これは、大きな間違いでした。
婦人科がんの手術によって起きた不調でも、婦人科領域以外のことは、婦人科では診ないのです。(というか、婦人科Drには、婦人科の知識しかないと言っても、過言ではありません)

不定愁訴のように、ホルモン補充療法(HRT)や漢方で治る不調は、婦人科でも対応してくれます。
また、HRTは婦人科の専売特許でもあります。(婦人科以外の診療科でHRTを希望するのは、はっきり言って無謀です)

でも、HRTができない種類のがんや、HRTや漢方でも効果が出なかった場合、婦人科では「それ以上、どうしようもない」と言うのが本音でしょう。

でも、がっかりすることはありません。
不調が出ている部分によって、それを治すのを得意とする診療科を受診しわければいいのです。
外科、内科、整形外科、精神科、ペインクリニックなど、不都合が出現している部位の治療を得意とする診療科に行ったほうが、速やかに対処してもらえる場合が多いです。

なお、こちらが何も聞かないのに、婦人科のDrが「うちでは対応できないから、その症状は●●科を受診してください」と言い出してくれることは、残念ながらほとんどありません。
ですから、患者の方から、きちんと聞いてくださいね。
(2005.3 追記)
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