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子宮体癌術後日記  **ぴょんぴょんがキャンサー・サバイバーになるまで**

親しい人とのお別れ、新たな病気の発覚、癌再発??etc。いろいろあった子宮体癌術後5年間の全記録です。

私とブラジル

サッカー、ブラジルが優勝しましたね~。
燃えた!

私の住んでいる場所は、けっこう外国人が多い。
それも、中南米から来ている人がほとんど。時々、欧米人もいるけどね。

数年前、繁華街から家へ向うバスに乗ろうとバス停に行った。
列の最後尾は、金髪でヨーロッパ系の顔立ちをした外国人の中年女性で、ぴょんぴょんはその後ろに並んだ。
と、彼女がいきなり、ぴょんぴょんに話しかけてきて…。

外「ブラジール、ブラジール!!」

ぴ「は?」

外「★○■×☆※△!!」(何を言っているのかわからないのだけれど、非常に嬉しそう)

ぴ「日本語話せますか? Can you speak English?」

その女性は困惑した顔になり、おずおずと尋ねた。

外「あなた、ブラジル?」

ぴ「いいえ」

外「おとさんニホン、おかさんブラジル?」

ぴ「いいえ、おとさんニホン、おかさんニホン、わたしニホン!」

外「あなたブラジルッ!!!」

彼女は、わたくしがブラジル人だと言って譲らない。
「違うよ~、No、Nein!」と知っている外国語の否定の言葉を並べ、ようやく理解してもらうことができた。
なぜかわからないのだけれど、時々こういうことがある。
わたくしは、イタリア人か南米の人に間違えられることが多い。
英会話の先生(外国人)に「あなたは本当に日本人か?」と真剣に聞かれたこともあったっけ。
そんなにラテン系なのかな~??

わたくしは彼女がヨーロッパ系の人だと思ったのだけれど、ブラジル国籍だった。
名前はマリアさん。
先祖がドイツ人で、何代か前にブラジルに渡ったのだと言う。

彼女の母国語はポルトガル語で、ポルトガル語と類似点が多いスペイン語と、ご先祖様の関係でドイツ語が少し話せるそうだ。
日本語はほんの片言程度で、英語はイエスとノーくらいしかわからないと言う。

私が話せる外国語は、買い物ができる程度の英語だけ。
ポルトガル語もスペイン語もドイツ語もわからない。
でもまぁ、こういうのはどうにかなるもので、私たちはバス待ちの間に知り合いになった。

マリアさんはわたくしがブラジル人だと思い、同国人に会ったと思って嬉しかったのだそうだ。
違うんですけど… (;^_^A

一緒にバスに乗ってから住んでいるところを尋ねたら、お互いの家は非常に近かった。

「遊びにおいで」と誘われたので、ポルトガル語の旅行会話集を持って、のこのこと出掛けて行った。
ポルトガル語⇔日本語の辞書は持ってないし、ポルトガル語は知らないけど、ビジネスの契約をするわけじゃないのだから、単語をつなげればどうにかなるっしょ、意思が通じれば平気でしょ。

マリアさんはブラジル人と結婚して数人の子供をもうけた後に離婚し、日系ブラジル人と再婚して、男の子を一人産んだのだと言う。
その子とご主人と3人で、日本へ出稼ぎに来ているんだって。

「男の子」だから子供だと思ったいたら20歳くらいの青年で、血統的にはドイツとブラジルと日本の混血。
甘いマスクで、スタイル抜群。
めちゃくちゃかっこええ~!

わたくしの名前は外国人には発音しにくいので、外国語のニックネームで呼んでもらってる。
それを伝えたら、洗礼名だと思ったらしく「カトリックなのか!」と喜ばれた。
すいません、違うんです…。

3人でテレビを見たり、ブラジルの伝統的な料理の「フェイジョ・マホン」とかいう豆料理をご馳走になったりして、4時間もしゃべっていた。
フェイジョが料理の名前で、マホンは「茶色」という意味なんだって。
茶色い豆で作ったから「フェイジョ・マホン」。
黒い豆で作ると「フェイジョ・プルット」になる、というようなことを言ってたかな。
わたくしは、こうやって外国語の語彙を増やして行くのが好きだ。

それはともかく、簡単な日本語と旅行会話集に載っているだけのポルトガル語でもけっこう意思疎通できるもんだなって、改めて認識。

マリアさんちではブラジルの衛星放送が見られたんだけど、視聴者参加特番のようなものをやっていて、映っている人がみんな泣いてた。
ブラジルの人気歌手が病気になって、日本まで来て治療したのだけれど、亡くなってしまい、その追悼番組なのだと言う。
歌手の名前を教えてくれたけど、全然知らない人だった (;^_^A

ブラジルの家もビデオで見せてくれた。
広くて緑がいっぱいあって、素晴らしいタイルが貼られた床もある。
素敵なお家だったな~。

そのビデオの中に、欧米系の中年男性が時々映るの。
離婚した旦那さんなんだって。
別れた後も遊びに来るのかぁ。
で、その前夫はマリアさんの親友と再婚したそうだ。
ブラジル、奥が深い…。

マリアさんは、今のご主人がパチンコ好きなのを嘆いていた。
どこの国でも、夫婦の間にはいろいろとあるのね…。
人間同士だから、国は違っても同じことか (;^_^A

帰り際、マリアさんがお土産をくれた。
すごいビキニで、両サイドと後ろは細い紐だけ
前の布も、はがきの半分くらいの大きさしかない。
しかも、それ、編物でできてるの。
こっ、これは…。
隙間から見えちゃうんでないか?!
リオのカーニバル用??

マリアさんは「今、ここで着てみたら?」と言い、20歳の青年も期待に満ちた視線を送ってきたけど、丁寧にお断りした。
吐かれたら困る。

うちで猫を飼っていると言ったら、マリアさんが「見たい、見たい!」と言い、後日、うちに遊びに来た。

数週間後、旦那さんのパチンコ好きに怒ったマリアさんは、旦那さんと青年を日本に残し、単身でブラジルに帰ってしまいました。
旦那さんと息子さんも引っ越したようで、いなくなってしまった。

うちに来た時に撮った写真をブラジルのお家へ送ったけど、返事は来なかった。
面と向ってれば、片言でも身振り手振りで補足ができるけど、手紙は難しいよね。

とにもかくにも、マリアさんと知り合ったので、ポルトガル語とスペイン語がちょっとだけ話せるようになった。
近所の南米料理店で話したら通じた!
「こんばんは、ワイン、白、フルボトル1本、グラス、2つ、お願いします」程度なんだけど、日本語で注文するよりいいみたい。
こちらの顔を覚えてくれた。

料理が運ばれてきた時に「ありがとう」と言えば「どういたしまして」、「おいしかったです」と言えば「ありがとう」と嬉しそうな顔をする。
こちらも、相手の言っていることがわかって、ちょっと嬉しい。

ワールドカップでブラジルが勝って、マリアさんは喜んでいることだろう。
今は、どんな暮らしをしてるのかな。
旦那さんは、パチンコやめたかな。
あのかっちょええ青年は、もう結婚したかしら?

夕食、作るのも食べるのもかったるい。
お米をとぐ気にもなれず、今晩のメニューは、肉野菜みそうどん。

また小麦粉じゃん! (ToT)
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  1. 2002/07/01(月) 23:30:00|
  2. 夫婦|
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